37歳からの転職活動顛末記
2013年11月から約1ヶ月半程度、転職活動を行った。
これまで何回か転職経験があるものの、きっちり「転職活動」をしたことがなかったので、一度本気で転職活動をしてみようと思って、複数の転職エージェントに登録して臨んだのだが、学生時代に「就活」もやらなかった自分にとっては大変ストレスフルな活動だった。
第1週にやったこと
第2週にやったこと
- 仕事帰りに、転職エージェント本登録に行き、キャリアコンサルタントと面談(所用時間1時間程度)する。3社*3
- 転職エージェントのアドバイスを受け、職務経歴書の内容をブラッシュアップする
- 11/14 ITセミナー参加の際にキャリアコンサルタントに会って話をきく
- 11/16 転職エージェント主催の「面接攻略セミナー」(無料)に行く
- 転職サイトからスカウトメールが届き始める
- 転職エージェントAから11社書類応募
- 転職エージェントBから12社書類応募
- 転職エージェントCから12社書類応募
第3週にやったこと
- 書類応募の不採用通知が届き始める
- 11/20 B社一次面接
- 11/20 C社一次面接
- 11/21 D社一次面接
- 11/22 E社一次面接
第4週にやったこと
- 書類応募の不採用通知がぞくぞくと届く
- 11/25 C社最終面接
第5週にやったこと
- 書類応募の不採用通知がまだまだ届く
- C社から不採用連絡
- Find Job!から2社自己応募
- 12/4 F社一次面接
- 12/4 G社一次面接
- 12/4 E社最終面接
- 12/5 E社から内定連絡
- H社の一次面接日程決定
第6週にやったこと
- 12/9 G社から内定連絡
- H社の一次面接を辞退する
- G社に入社の意思を伝え、E社の内定を辞退する
私が感じたこと
転職エージェントから「お力になれなくてすみませんでした」と不採用通知のおしらせがくるたびに、37で転職するのはもう手遅れなのかと、胃が痛くなる毎日だった。周囲が無彩色に思え、自分は市場価値のない人間なのかと否定的な気持ちに苛まれた。就活失敗を苦に自殺する学生の気持ちすら理解できる気がした。
4週間経過した段階で、「こんなこと(転職活動)を続けていたら、病んでしまう!」と思った。そこで私は転職エージェントからの紹介とは別に、自力で求人を探すことにした。
求人サイトに並ぶ求人を流し読みしているさいに、全く知らない小さな会社であったけれど、「自分に合っているのでは?」と思える会社があり、そこに直接応募した。
時を同じくして、転職エージェント経由で面接を受けた会社(E社)からも内定がきた。
E社は、大手エージェントを入れられるくらいだから、スタートアップにしては業績もいいし条件もいい。ただ、気になるのは、一次面接の面接官も二次面接の面接官も、顔が疲れていたことだった。
一次面接の面接官はこう言った。
”毎日終電で身体を壊し始めている人もいる。だからあなたに来てほしい。”
二次面接の面接官(社長)に趣味を質問したところ、自身の趣味は仕事であり(社員の趣味も知らない聞いたことがないと言っていた)休日はひたすら寝ているといっていた。
内定をいただいたことは嬉しいが、E社で自分はやっていけるのか、不安に思った。
返事を少し待って欲しいと伝え、自己応募した会社(G社)の面接に行った。
直感は当たった、と思った。
まず第一に、話をきくと忙しそうなのだが、顔が疲れていない。目に力がある。
途中から社長も出てきたが、面接官担当の社員から社長への報告ぶりで、社長への信頼感が伝わってきたし、冗談を言い合う様子から、萎縮する関係ではなく、自由な社風も垣間見えた。
ほんの些細なことだが、たとえば、面接官全員が名刺を手渡してくれたのも、応募者を一個人として尊重している姿勢が感じられて嬉しかった。複数社の面接を受けたが、このG社だけだった。(名刺どころか、面接官が名前さえ名乗らないような会社も多かった)
G社のこの人達と一緒に働きたいなと感じた。
相思相愛だったようで、運良くG会社からも内定をいただいた。
内定は、E社とG社のみ(2社)。転職エージェント経由のE社のほうが条件はいいし、成長企業だろう。しかし、私は即決だった。
自己応募した会社であるG社に、入社の返事をした。
転職活動を始めて約1ヶ月半の闘いだった。
以下の記事を読んだ。
本当にそうだと思う。
「理想の会社」「理想のキャリア」にこだわって、就職活動を長引かせるよりも、第一印象の直感を信じて、多少小さくても自分と相性の良さそうな会社との出会いを大切にしたほうがいいと思う。
転職活動は、とにかく短期決戦に限る。こんなものを長く続けているとそれだけで精神をやられかねない。
だから、転職活動をする人がいたら、私からのアドバイスはひとつ。
「長引かせてはいけない!」