女子力低い系

生活感のないアラフォー女子。仕事はIT土方。映画鑑賞記録と舞台鑑賞記録などを時々書きます多分。

燐光群『くじらの墓標 2017』観劇

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元水産会社の廃倉庫に住む青年の婚約話を契機に、20年離散していた兄弟が再結集し、一族の秘密が明らかになっていく物語。
初演('93)も再演('94)も観ている。記憶ではあまり好みではなかった。しかし23年ぶりに観た本作は面白かった。

23年経って、私はようやくこの芝居の本質を理解したのかもしれない。

夢か現か、一人の等身大の役者に巨大なシロナガスクジラの姿を見、ありふれた木の机に乗って繋がったロープを懸命に引く役者達の姿に大シケで荒れ狂う大海原を見る、演劇の醍醐味。

そして実力派の安定した演技で楽しませながらも、実は、この作品の幹は、《個人》《家族》《血縁》《婚姻》《子孫》《村》《国》などの在り方について今一度考えることを私たちに促しているのだ。

「俺たちみたいなのを生かしておいてくれるなんて、この国は…いい国、だ」

「いい国、だ…」(※うろ覚え)

もちろん字面通りの意味ではない。 微かな表情のニュアンスとトーンの変化、そして間合い。円熟味を増した役者の台詞術は素晴らしい。

初演に出ていた役者が5人出ていて、うち4人が同じ役で、タイムスリップしたかのような気持ちになった。いい役者というのは、実年齢に関係なくいくらでも若返りも老け役もできるものなのだ。

2016年に見た映画/演劇

2016年に映画館で観た映画、劇場でみた舞台のまとめ。(ライブは除く)

今年の観劇は中津留さんと坂手さんのホンしか観ないという偏ったものになってしまった。そのぶん、映画館で映画を観た。感想文が全くおいつかなかったのだけれど観たものに全くハズレがなかった。どれも本当によかった。

2016.01
  • 映画「ジプシーのとき」(エミール・クストリッツア監督特集)
  • 映画「アンダーグラウンド」(エミール・クストリッツア監督特集)
2016.02
  • 映画「黒猫・白猫」(エミール・クストリッツア監督特集)
  • 映画「SUPER8」(エミール・クストリッツア監督特集)
  • 映画「ライフ・イズ・ミラクル」(エミール・クストリッツア監督特集)
  • 舞台「猥り現J」(TRASH MASTERS・赤坂レッドシアター)
2016.03
2016.04
2016.05
  • 映画「アイヒマン・ショウ」
  • 映画「ハロルドが笑うとき」
2016.07
2016.08
2016.09
  • 映画「ハートビート」
2016.10
  • 舞台「靴みがきと背広の男」(CAVA・TACCS1179)
  • 舞台「篦棒」(民藝・紀伊国屋サザンシアター)
2016.11
2016.12
  • 舞台「ビオレタ・ルナ パフォーマンス」(上智大学

映画「ホライズン」

フィデル・カストロの死を知る前日、キューバドキュメンタリー映画「ホライズン」を観ました。

キューバの伝説的プリマバレリーナアリシアアロンソ(キューバ国立バレエ団芸術監督)が皆に敬われながら、御年94歳の身体で支えられながらも優雅にポーズを決め、盲目でありながらも現役プリマに「表情がよくない」とレッスンをつけるなど、なかなか印象的なシーンの多い、興味深い作品でした。

バレエ映画かと思いきや、白人の上流階級のものであったバレエをキューバ革命における文化の礎として門戸を広く開放しようとするアリシアアロンソの良き理解者・同志として、フィデル・カストロとの交流なども描かれていました。

キューバにおいては、バレエ映画であってもフィデル・カストロなしには語れないのです。 R.I.P.

劇団東演「琉球の風」観劇

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素晴らしかったです!今年のベストかもしれない!

中津留さんの先月の民藝への書き下ろし「箆棒」がイマイチだったので、連作でどうかなあと正直思っていましたが、今作は中津留脚本が冴え渡っています。もう一回観に行きたい。

東京の人はみんなこれ観たほうがいいです。

東京の人に向けた、沖縄・高江・辺野古問題の意欲作です。

このチラシを観るとさも政治メッセージが強そうな芝居に見えると思いますが、メッセージの押し付けは一切なく、長い説明ゼリフもほぼなく、無関心から基地賛成派に容認派、迷って半々の人、勉強中の人、反対派に活動家…考えうる様々なスタンスの人が出て来る群像劇です。いわゆる"悪者"はおらず、ネトウヨ的意見を言う若者をも話し合えば分かり合える存在として描き、人間ドラマとして盛り上げていくところに作者の筆力を感じました。

座り込みをする元教師と機動隊員になった教え子のやりとりで思わず目頭熱くなりました。

上演時間1時間50分。(←中津留さんにしては短い!しかも終わり方も暗くない!)

終演後、劇場の外で、役者さんが「今回、ホンの完成が遅れて…」と話しているのが聞こえました。そうでしょうね、そう簡単に紡ぎ出せるような一筋縄でいくような題材ではないですから。役者さん達は大変だったと思いますが、ホンの遅さを感じさせない熱演に引き込まれました。

劇団東演琉球の風」(作=中津留章仁、演出=松本祐子)@下北沢 東演パラータ

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映画「PK」

「PK」恐るべき映画です。

笑いと風刺と皮肉と宗教論と歌とダンスとドタバタ劇とSFと恋と涙があります。

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以下ネタバレ含みますので、観てみようかなと思われる方は閲覧注意です。

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まずは主人公が宇宙人というSF設定で始まります。ウルトラマンのように明滅する胸のペンダント、Mr.ビーンを思わせるコミカルな主人公の奇妙な行動にクスクス笑っていたら、フォレスト・ガンプのように無垢で鋭い質問連発で、笑いながらも宗教について考えさせられていきます。

「神様はどこにいるの?」

「神様にお供えをしても全然願いをきいてくれない。全ての神様にお願いをしてみよう」

「儀式でワインを授ける神様がいるのに、お酒がタブーな神様がいるのは何故?」

「神様は沢山いて、それぞれ神様の代弁者が沢山いてルールを作っている。どの宗教の信者か生まれた時に身体に印でもあるの?」

「神様とは何か」という哲学的な問題、そして世界で勃発する「宗教問題」への皮肉と人類愛をメインテーマにしつつも、全体としては、どこか「黒猫白猫」にも似た濃い登場人物達のドタバタ劇、インド映画のお約束、カラフルな衣装と笑顔で突然始まるミュージカルシーン、笑顔がキュートなヒロインとの淡い恋物語…と、よくぞここまでとうなるような見事な娯楽映画。

前半に出てきた登場人物なども後半で全て伏線回収されており、脚本の出来も素晴らしいです。

さらに言えば、恐らく、色々な名作映画へのオマージュがちりばめられています。 短いワンピースで颯爽と風を切る自転車のシーンはトリュフォーだと思うし、そもそも途中で出てくるポスターが完全にフォレスト・ガンプだし。カセットテープの断片が次から次へと再生されるシーンは、少しニューシネマパラダイスを彷彿とさせ、恋愛シーンとかでは泣かない私も不覚にも泣いてしまいました。

現実逃避したかった私の目的は完全に果たされました。興奮さめやらぬまま勢いで駄感想文書いてしまったくらいに、効きすぎた。オススメでございます。

青年劇場「雲ヲ掴ム」観劇

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中津留章仁氏の新作を観てきた。今回も素晴らしい。というか、昨年ベストワン(※私ランキング)の「そぞろの民」と対になる力作だ。

プログラムを見ると、今作についての作者評は「凡庸」とのこと。確かに「荒唐無稽」だった前作トラッシュマスターズ「猥り現」とは打って変わって、地に足のついた登場人物たち。もちろんここでいう凡庸というのは、芝居の内容のことではなく、この国に圧倒的多数存在する「凡庸」な人たちの葛藤や矛盾を描いた話だということである。

舞台は、家族経営の零細町工場。親子二代に渡って、戦車の部品を製造し、自衛隊に納品してきた。他工場には製造できない高品質の納品をしてる自負と国の仕事を請け負っているという誇りで操業してはいるが毎年の国の防衛予算に左右され、資金繰りは火の車、高齢技師から若手への技術継承もままならない。そこへ「良いお話があります」と四菱重工の担当者が防衛装備庁職員と国会議員を連れてやってくる…。

中津留作品は、このように筋書きをまともに書くと、地味過ぎて、何が面白いのか全くわからない。しかも今回は老舗新劇への書き下ろしということもあって、登場人物の年齢も高く、もういぶし銀のような渋さだったのだが、このいぶし銀の上で炸裂する討論劇と人間ドラマが秀逸なのである。

戦車の部品を作る人たちであるからして、いわゆる「保守」な家族たちである。自分たちの生活のために戦車の受注は増えて欲しい、しかし、かといって戦争をしたい訳ではないのだ。平和のために一役かっているとさえ考えている。

儲かっているわけでもないのに家業が原因でいじめられたり、自分たちの関与した戦車が戦争で人を殺すことがないように「神棚」に毎日手を合わせてから仕事をする息子。二元論では答えの出せない矛盾をはらんだ生活がある。

日本を守る戦車だと思って納品したものが、中東でのテロに使用されたらしき映像を見て、抑止力のためではなかったのかと衝撃を受ける家族たち。納品した部品がどの国に輸出されるかは特定秘密にあたり下請けには情報開示できないという武器商人。

戦争の道具を作ることに異議を述べる大学生に対し、「きみの言葉は美しい。正論だ。しかし、正論だけでは暮らしていけないんだということを理解して欲しい」と述べるシーンも印象的だった。大学生は折れ、家族たちは戦車の部品の増産を選ぶ。

誤解はないとは思うが念のため、中津留氏は、この家族とは逆の立場にシンパシーをもつ作家である。しかし、綿密な取材を重ねた上で、敢えてこのような家族にスポットライトをあてる芝居を作ることにより、短絡的になりやすい私達に現実の複雑さと格闘する想像力を提供してくれている。オススメ。

 

青年劇場「雲ヲ掴ム」(作・演出 中津留章仁
2016/4/21-30 @紀伊國屋サザンシアター
上演時間2時間45分
http://www.seinengekijo.co.jp/s/kumo/kumo.html

トラッシュマスターズ「そぞろの民」観劇

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素晴らしい濃密な2時間半だった。ひたすら食い入るように観劇した。

何より脚本が凄まじく良い。しかも役者も隙のない演技派が揃っている。
何故私はこのような作家、このような劇団を今まで未見だったのだろう? 本日の観劇の興奮とともに、今まで見逃してきたことが悔やまれてならない。

安保法案はもちろん、昨今の日本の状況に少しでも問題意識を持っている人に強くおすすめしたい、必見の作品。秀逸な作品なので恐らく再演されるに違いない、しかし、それでは遅い。これは、安保法案が可決されてしまった「今」の思考で見て感じることに意義のある作品。

「現代」劇は数多くあるが、これは中でも現代の「今」に焦点を絞っている。
物語は、安保法案が可決された当日、ある年老いた父親が自殺することから始まる。「父親は何故自ら死を選んだのか?」遺された息子達、家族が対話を繰り広げるという家族劇だ。舞台セットは、超スーパーリアリズム。生活感のある台所と和室の居間がドキュメンタリーかと思うくらいに完全に再現されている。笑いの要素は皆無。勿論アクションもお色気もダンスも派手に煽る照明変化もムーディーに場面を盛り上げる効果メロディも皆無。場面は、日本家屋内での通夜の夜と翌朝。繰り広げられるのは対話のみ。全くもって地味な地味すぎる芝居である。では何がそこまで素晴らしい作品なのか? それは終始繰り広げられる「対話」であり「議論」である。あの国会では全く成立しなかった「議論」がここにはある。

これは家族劇の体裁をとっているが、作者が描きたいのは決して家族ではない。この一家族は、現在の日本社会の縮図として描かれている。主役はいない。作者は誰にも肩入れしていない。立場・発言・思想の異なる登場人物一人一人。恐らく観劇する側の立場・発言・思想によって、登場人物への思い入れは異なる。一種のリトマス試験紙のような。あなたは、このうちの誰の苛立ちにシンパシーを感じるか? どこの言葉に突き動かされるのか? あなたはこれから何を考えるか?

これを読んだ方にも是非観劇して欲しいのでネタバレは一切しない。
「利口な者は、沈黙する」「自主規制し我慢することが美徳」「協調性は大事だ」・・・そんなことを思っているのか、もの言わぬ平和主義者、事なかれ主義者。サイレントマジョリティの心理を鋭くえぐるカタストロフィがこの容赦ないディベート劇の終盤には待ち受けている。

涙がこぼれた。このような社会を作ってきた社会の一員なのだ私は。固唾をのんで見守る客席で静かに泣いた。

このような作品を観劇することができて、有意義な休日を過ごせた。機会があればもう一度観たいが。。。

 

TRASHMASTERS vol.23 『そぞろの民』作・演出 中津留章仁
2015/9/11 Fri — 9/27 Sun 全18ステージ @下北沢駅前劇場
http://www.lcp.jp/trash/biography/sozoro.html

 

 

サクサク動くAndroidエミュレーター「Genymotion」

Androidでの表示確認をする必要に迫られたので、エミュレータを探してみたところ、「Genymotion」がサクサク動くと評判のようだったので、早速いれてみた。

1.GenymotionからDLする

 Sign up > アカウント登録(無料)>「Other platforms and versions」の「Mac OS X 64 bits」のダウンロード

 

2.Genymotionを起動して仮想デバイス追加する

 仮想デバイスを作るかきいてくるので「YES」>「Connect」>UsernameとPasswordをいれてConnect > 仮想デバイス一覧が表示されるので、適当なものを選ぶ > DL

 

3.VirtualBoxをインストールする

VirtualBoxいれてないと、動かなかったので、ここで慌ててvirtualBoxをインストール

Downloads – Oracle VM VirtualBox

 

4.完了!

Genymotionは、確かに純正エミュレータより軽い気がする!おすすめ。

 

会社のPCにも入れておこうっと。

 

参考:

【Android】Mac・WindowsでAndroidが動かせちゃった【エミュレータ】 | 空閑叉京の「なんとなく色々と目が行くよね」

Genymotion で Android の超爆速エミュレータ環境を構築する | アドカレ2013 : SP #6 | Developers.IO

Sublime Text3を入れる

Sublime Text3を入れるためのメモ。

 

1.Sublime Text3をダウンロードし、インストールします。

Sublime Text - Download

 

2.Package Controlを導入

View->Show Console>以下のページのコマンドをコピペ

Installation - Package Control

インストールが終わるとcmd+shift+PでCommand Palletを表示し、package controlが入っていたらOK

 

3.Packageをインストールする

cmd+shift+P>installと入力してリストを表示>Package Controll

  • BracketHighlighter
  • Japanize
  • ConvertToUTF8
  • Emmet

よく使うパッケージ管理コマンド

Install Package パッケージのインストール

Remove Package パッケージのアンインストール

Enable Package パッケージの有効化

Disable Package パッケージの無効化

Upgrade Package パッケージのアップグレード

 

インストール済みのパッケージを確認

メニューから [ Preferences ] → [ Browse Packages... ] を選択。

 

パッケージ本体のファイル:Mac

~/Library/Application Support/Sublime Text 2/Packages/

新職場でPCに入れておきたいもの

自分メモです。

明日から新職場なので、PC(たぶんwindows。。。)に入れたい必須ソフトたち必要と思われるものをまとめておきます。

 ブラウザ

デバッグ用ブラウザ

  • IETester(一応)

Adobe

Firefoxアドオン

  • Firebug
  • FireMobileSimulator(一応)

テキストエディタ

その他制作用

  • XAMPP
  • FFFTPWinSCP
  • ファイル名変更君
  • GrepReplace
  • WinMerge
  • パスみえ
  • Lhaplus
  • CCleanerかGlary Utilities

とりあえずこんな感じかな。思いついたら随時追加。